オリコンとは？

オリコンとは、折りたたみコンテナの略称です。
折りたたみと組み立てが可能なコンテナまたは箱や容器を意味します。
主に物流業界や流通業、製造業の現場で広く使用されており、特に食品や小売、ECの物流センターやフルフィルメントセンターなどで多く使用されています。

オリコンの一番の特長は、使用しない時は折りたたんでコンパクトに保管できる点です。
製造や流通の現場では、スペースはコストに直結するため、保管用の什器や容器に潤沢なスペースを割くことは困難です。
オリコンは折りたたむことができるので、保管場所の省スペース化や現場の効率化を図ることができます。

また、オリコンは段ボールと比べて耐久性に優れており、繰り返し使用しても潰れにくいため商品を傷めずに、保管したり配送したりすることができます。
さらにオリコンは長期間に渡って使用することができるため、ゴミの削減にもつながります。

一方、配送などに使用する場合、ダンボールと異なり簡単に処分ができないため、通い箱などとして繰り返し利用することが前提です。

オリコンには、蓋付きのものや中身が見えるもの、断熱機能があるものなど、さまざまな種類があります。以下に主なオリコンの種類を紹介します。

１．オリコン

最も一般的なタイプのオリコンです。
折りたたみ機能により未使用時の容積を約1/4に抑えられるため、保管スペースや輸送コストを削減することができます。
さまざまな商品や医薬品などの保管・運搬に幅広く活用されています。

側面に透明の窓があるタイプのオリコンです。
積み重ねた状態でも内容物の確認ができるため、ピッキングミスや誤出荷を防止することができます。

オリコンと蓋が一体化したオリコンです。
波形状に噛み合う蓋やパッキン付きの気密性の高い蓋などがあり、保管する物品に合わせて選択できます。

側面が透明で扉があり、内容物の視認性に優れたオリコンです。
積み重ねた状態でも側面から内容物を取り出せるため、段積みした状態で頻繁に出し入れする商品などの収納に適しています。

コールドオリコンは内側に断熱用の発泡ポリプロピレン(EPP)が組み付けてあり、保温・保冷効果が高いオリコンです。