LPD(Logistics Producer)とは?

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LPD(Logistics Producer)

LPD(Logistics Producer)とは?

LPD(Logistics Producer)とは、「物流サービス提供側の責任者」として、荷主企業のCLO(物流統括管理者)と対等に議論し、交渉する役割を指します。

物流事業者・3PL・ITベンダー・物流コンサルティング会社などが、サプライチェーン全体の改革を構想し、作業受託だけでなく、物流・倉庫・在庫管理・輸送効率までを含めた全体最適を描く人材像として用いられています。

LPDが注目される背景

LPDという言葉は、2025年6月に開催されたCLOカンファレンスに関連する発信をきっかけに、一般社団法人フィジカルインターネットセンター(JPIC)や物流専門メディアを中心に、業界内で使われ始めた比較的新しい概念です。

LPDが注目される背景には、2026年4月から特定荷主等において、CLOの選任が義務化される流れがあります。その中で、荷主側だけでは物流改革を進めることが難しい場面が増え、物流事業者側にも経営視点を持つ対話相手が求められています。

LPDの役割

LPDに期待されるのは、現場のオペレーションを理解することに加え、戦略提案力、ネットワーク構築力、そして荷主との継続的な対話力です。

LPDの特長は、物流センターや倉庫の運営改善だけでなく、在庫管理の見直し、輸配送ネットワークの再設計、情報連携の高度化まで踏み込み、物流コンサルティングに近い立場で改革を前に進める点です。特に、3PL、倉庫会社、ITベンダーが受託業務の枠を超えて価値を提供するうえで、LPDの考え方は重要視されています。

CLOとLPDの連携がもたらす価値

CLOが社内の物流責任者であるのに対し、LPDは社外から物流改革を促す伴走者です。両者が補完関係を築くことで、垂直統合と水平連携を組み合わせた物流ネットワークの再設計が可能になります。

ヤマト運輸の小菅会長は「日本の物流課題解決にはCLOとLPDがセットになってやっていかないと上手くいかない」と述べています。荷主と物流事業者が経営に関して対等に会話を進めていくことが、持続可能な物流プラットフォーム構築のカギとなります。

参考:
物流ニュース Lnews 「JPIC/CLOカンファレンス2025「CLO×LPDで企業成長を加速せよ」」
https://www.lnews.jp/2025/06/r0627501.html

LOGIATICS TODAY 「第1回CLOサロン直前、JPIC奥住事務局長×本誌赤澤編集長 特別対談 物流改革の鍵「CLO」と、「LPD」という新たな視座」
https://www.logi-today.com/800724

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