荷姿とは荷物を輸送する際の外観や梱包の状態のことです。
一般的には、段ボール箱や木箱、ドラム缶、パレットに収納された状態や、コンテナなどに商品が収納された状態を指します。また荷物の状態によっては梱包できないものがあります。
荷姿は、日本工業(産業)規格Z 0111:2006においては以下のように定義されています。
「2009 荷姿 輸送、保管及び荷役される物資の外形。包装されたものと無包装のものとがある。 type of packing」(※)
荷物の特徴や輸送方法に合わせて最適なに姿を選択する必要があります。
また荷物の破損や汚損が発生しないように、包装や梱包には耐久性のある資材を使用したり、養生材を使用したりする必要があります。さらに、輸送する荷物の物性によっても梱包方法は異なります。
例えば、商品の内容が固形もしくは液体、商品の梱包方法が常温や冷蔵、冷凍など温度帯によって変わる場合も荷姿は異なります。それぞれの荷物に適した荷姿を選ぶことで、輸送効率や保管効率は向上します。荷姿は作業効率や輸送コストに影響する重要な要素の1つです。また危険物は輸送中の事故を防ぐために、厳格に規定された荷姿が要求されています。
(※)引用:JISZ0111:2006 物流用語
https://kikakurui.com/z0/Z0111-2006-01.html