物流業界における自動化とは?

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物流業界における自動化

物流業界における自動化とは?

物流業界ではEC市場の拡大と人手不足により、一層の省人化や効率化が求められています。こうした課題解決のため自動化が加速しています。従来の人力による属人的な作業や工程を、マテハン機器やロボットなどを活用し自動化することで生産性を高めることが可能となります。

物流は「運ぶ」「保管する」「加工する」「梱包する」「仕分ける」などの主要な工程に分解できます。こうした各々の工程に対して自動化をすることができます。また、物流は物の流れだけでなく、必ず情報の流れも付随します。こうした物流の営み全体を効率化し、省人化を図り生産性の向上を図ることが自動化の目的です。

物流の自動化を実現するための仕組み、機器には様々なものがあります。主な自動化の設備や機器を記載します。これらの設備や機器は物流の生産性を向上させ最適化することが可能です。

1.自動倉庫

2.パレタイザ・デパレタイザ

3.搬送ライン・コンベヤライン

4.自律走行搬送ロボット(AMR)

5.無人搬送車(AGV

6.無人搬送フォークリフト(AGF

7.RFID(Radio Frequency Identification)

8.デジタルピッキングシステム(DPS

9.自動梱包機

10.オートラベラー

11.自動仕分機(ソーター)

12.倉庫管理システム(WMS

13.輸配送管理システム(TMS

物流の自動化は、ITをはじめとする様々な最先端のテクノロジーを利用することで各々の工程を自動化し、属人的な作業から解放します。また、ロボットは作業員との協働作業で生産性の向上をはかります。

最近では、ロボティクス物流センターといわれるような、物流拠点を高度に自動化したEC専用の大規模物流施設も建設されています。また、スマートグラスやAR(Augmented Reality)といった、現実を仮想的に拡張する技術を用いた先進的なオペレーションの研究も進んでいます。

物流へ自動化設備を導入するのには多額の初期投資が必要です。現在ではEC物流のプラットフォームとして従量課金制のサービスも開始されています。保管スペースや自動化設備、入出庫サービスなどをパッケージにして、サブスクリプションサービスとして荷主に提供するサービスです。こうしたサービスにより、自社物流設備を保有せずとも自動化の恩恵を受けることが可能となります。

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