PI番号(Package Indicator:梱包インジケータ)とは、物流や商品管理の現場で「梱包形態」や「入数」の識別に使用する国際標準の識別コードです。PI番号は、商品やサービスの識別コード、バーコード、RFIDなどの国際的な標準化を推進する団体であるGS1が規定しており、集合包装用商品コード(GTIN:Global Trade Item Number)の先頭1桁がこのPI番号として使われます。
PI番号の目的は、商品管理の効率化とトレーサビリティの向上です。同じ商品であれば、包装形態が異なっても、基本となる商品コードで一元管理できます。基本となる商品コードを統一することで、正確な在庫管理や流通管理、商品管理における検索や照合が容易になります
PI番号のメリットは、商品ごとの異なる包装形態を一元管理できること、トラブル発生時に対象商品の特定が容易になること、在庫管理や流通の効率化を行えることが挙げられます。
デメリットとしては、PI番号の設定や運用ルールを正しく理解していないと誤出荷や管理ミスのリスクがあること、また1桁のPI番号ではすべての梱包形態をカバーしきれない場合があることです。
参考:アイニックス株式会社「梱包インジケータ (PI)」
https://www.ainix.co.jp/howto_autoid/barcode_symbol/25.html