ブロックチェーン物流とは?

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ブロックチェーン物流

ブロックチェーン物流とは?

ブロックチェーン物流とは、ブロックチェーン技術(分散台帳技術)を活用して、物流・サプライチェーンにおける情報の透明性、信頼性、効率性を向上させる仕組みを指します。

ブロックチェーンとは、データをブロックと呼ばれる単位で管理し、チェーン(鎖)のように連結して利用される技術のことです。この技術は、ブロックチェーンを構成する各々のブロックに、直前の取引の内容が保存されていることに加え、データが複数の場所に分散して保管されているため、改ざんが難しいといった特長があります。

このため、ブロックチェーンは、分散型台帳とも呼ばれます。ブロックチェーンでデータの改ざんを試みようとした場合、延々とつながるチェーンのデータをすべて書き直したり、分散して保管されているデータを書き直す必要があるため、一度記録された情報の改ざんが極めて困難です。そのため、データの不可逆性や匿名性、透明性が担保できます。

物流業界においてブロックチェーンは、貿易書類のデジタル化による業務効率化、サプライチェーン全体の可視化、トレーサビリティ(貨物の追跡)に寄与します。

例えば、いつどこで誰が生産し、いつ誰が輸送し、いつどこに納品されたかなどの情報がブロックで繋がれ、データ化されることで、信頼性の高いトレーサビリティが実現します。

経済産業省の資料では、ブロックチェーンの活用によって、サプライチェーン内の企業間のデータ追跡が不要となり、透明で信頼性の高いトレーサビリティの確保と証明の実現をうたっています。

【参考】
経済産業省「ブロックチェーン技術の実務適用検証」
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2023FY/000006.pdf

船井総研ロジ株式会社「物流の未来を担うブロックチェーン」
https://logiiiii.f-logi.com/series/logisticsopinion/blockchain-for-the-future-of-logistics/

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