ワンウェイパレットとは?

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ワンウェイパレット

ワンウェイパレットとは?

ワンウェイパレットとは、発地から着地までのワンウェイ(片道)で使用され、回収や再利用をしないパレットのことです。
ワンウェイパレットは輸出に多用されるため、使い捨てを前提としており、耐久性よりもコストを重視して製造されています。材質は木材、ダンボール、樹脂などが使われますが、木製パレットは付着した病害虫の国外への移動を防ぐため、燻蒸処理によって害虫を駆除した上で利用します。
また、検疫検査に対する考慮が必要で手間とコストもかかるため、木製のワンウェイパレットの利用は減少しています。

ワンウェイパレットのメリットはリターナブルパレットのような在庫管理や、パレット流通を管理するレンタルパレット会社への返却手配が不要なことです。
一方、デメリットは貨物の着地側で、廃棄や処分に伴う手間とコストが都度かかることです。大量の貨物をワンウェイパレットで輸入した時は、多額な廃棄コストが必要です。
そのため、輸出入の取引契約を締結する際はどのパレットを利用するかを明確にしておく必要があります。

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