グリーンロジスティクスとは「グリーン物流」とも呼ばれ、物流活動による環境に対する影響を最小限に抑え、企業や社会の持続可能性を創出するための活動を指します。「環境配慮型物流」とも呼ばれ、物流における環境負荷（CO2排出量、廃棄物、騒音など）を最小化しつつ、効率的で持続可能なサプライチェーンの構築を目指す考え方です。
環境にやさしい循環型社会の実現のためには、継続的なCO2の削減、資源循環や廃棄物削減の取り組みが不可欠です。具体的には、輸送における燃費の向上やCO2排出の改善、走行距離の削減や積載率の向上が挙げられます。
また「3R」と呼ばれる「Reduce（発生抑制）」「Reuse（再使用）」「Recycle（再生利用）」の活動への取り組みが必要です。国土交通省では、2005年以来、グリーン物流パートナーシップ（荷主と物流事業者の協働によるCO₂排出削減）の普及拡大に取り組んでおり、優良事業者の表彰や事例紹介などをしています。
【参考】
JMAC 日本能率協会コンサルティング『グリーン物流・グリーンロジスティクス』
https://www.jmac.co.jp/glossary/ka/green_logistic.html
国土交通省 『グリーン物流パートナーシップ会議』
https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/GreenLogisticsPartnership.html
