フリーロケーションとは?

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フリーロケーション

フリーロケーションとは?

フリーロケーションとは、倉庫や物流センターなど物流拠点内において、商品の保管場所を固定せず、空いているスペースに保管する方法です。

ロケーション」とは、物流拠点内の商品を保管している場所を意味し、その管理方法は次の2つに大別されます。

 1. 固定ロケーション:商品を保管する番地を明確に定める運用方法
 2. フリーロケーション:保管場所を固定せず空いているスペースに保管する方法

フリーロケーションはロケーションや棚番を決めずに商品を保管するため、商品アイテム数が多い場合や、取扱量の変動が激しい場合、入出庫が頻繁な商品の保管に有効です。また、棚やラックに格納が困難な長尺物や大型商品など、異形商品の保管に適しています。

フリーロケーションのメリット

フリーロケーションのメリットは、空いているスペースに自由に商品を保管できることです。保管スペースを無駄なく効率的に活用できるため、保管効率を最大化できます。また、棚割りが不要なため、商品の入れ替え頻度が多い場合は入出庫の工数削減につながります。特に入荷後、短期間の保管後に高い頻度で出荷されるような商品の場合は、その都度固定ロケーションまでピッキングに行く工数や時間が削減されるため、フリーロケーションの方が適している場合があります。

日本産業規格では、「ロケーション管理」の説明の中で、フリーロケーションについて以下のように説明しています。


4008 ロケーション管理

保管の効率化,入出庫作業の円滑化などのために,どの物資が,どの保管場所にあるかを管理する保管方式。 物資の保管場所を特定の場所に決めておく固定ロケーション方式と,その都度自由に決定するフリーロケーション方式とがある。

【出典】
日本産業規格『4008 ロケーション管理』
https://kikakurui.com/z0/Z0111-2006-01.html

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