バーコードリーダーとは、バーコードを光学的に検知して、そのパターン情報を読み取る装置のことです。
読み取った情報は特定の文字や電気信号に変換され、商品の特定や精算などで利用されます。
一般社団法人日本自動認識システム協会では、バーコードリーダーを「バーコードを光学的に読んで,その情報をデータに変換し接続機器に送信する装置」(※)と定義しています。
バーコードリーダーは倉庫の入出庫管理や在庫管理、スーパーやコンビニなど小売業の商品管理、オフィスの受付管理や図書館の書籍貸出管理など、幅広い分野で活用されています。
なお、バーコードスキャナーと呼称される機器がありますが、名称が異なるだけで機能的にはバーコードリーダーと同じ製品です。
バーコードリーダーは形状や読み取り方式によって様々なタイプがあります。
形状は次の5つのタイプに分類できます。
最も一般的な形状で、手に持って使用します。有線または無線でパソコンやタブレットに接続してデータを送信します
ハンディ型よりも堅牢性が高く、主に工場や倉庫など、より耐久性が要求される環境で使用されます。
生産ラインのコンベヤや、自動機器などに組み込まれ、商品等を自動的に読み取るタイプです。
卓上などに固定して使用するタイプで、バーコードをかざすだけで全方位から読み取りが可能です。小売店やコンビニエンスストアなどのPOSレジや、受付管理などに使用されています。
腕や手の甲、指先などに装着して使用する超小型タイプです。両手が自由に使えるため、物流センターでのピッキング作業等に適しています。
また、バーコードリーダーは、バーコードの種類に応じて2つのタイプがあります。1つ目は1次元コードのみを読み取る1次元コードバーコードリーダーです。2つ目は、1次元コードおよびQRコード等の2次元コードの双方を読み取る事ができる2次元バーコードリーダーです。
(※)引用:一般社団法人日本自動認識システム協会『正しい印字と読取りのための
ガイドライン』
https://www.jaisa.or.jp/pdfs/170929/002.pdf
参考:一般社団法人日本自動認識システム協会『バーコード用語集・リーダー編』
https://www.jaisa.or.jp/action/barcode/yogo01.php