横持ちとは?

HOME

物流の世界

横持ち

横持ちとは?

横持ちとは工場・倉庫・支店・店舗などの自社内の拠点間で、原料や商品の移送や転送を行う輸送を意味し、「横持ち輸送」とも呼ばれます。自社の拠点間の輸送に用いられることが多いですが、拠点内における貨物の移動を意味する場合もあります。

横持ちには様々な目的があります。例えば、製造工場と保管倉庫が異なる場合に原料や製品の移送が必要となります。また、在庫配置上、都市部のセンター倉庫と地方倉庫間で転送が必要になる場合もあります。あるいは流通加工のための移送もあります。

横持ちには拠点が設置された場所の制約や、工程上必要な場合もありますが、製造過多や過少、在庫計画上の問題、工程が適正化されていないことによるオペレーション上の課題から発生しているケースもあります。

横持ちは利益を産まない移送や輸送であり、コストとなります。そのためコストを削減するためには、最適な動線設計や工程設計が必要です。例えば、工場と外部の保管倉庫を近距離に設置する、横持ちの頻度を減らし作業負荷を減らすなど、オペレーションの最適化を図ることです。横持ちには可視化されていない課題が隠れている可能性があります。

物流の世界

お問い合わせ