GTP(Goods to Person)とは?

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GTP(Goods to Person)

GTP(Goods to Person)とは?

GTPとはGoods to Personの略称です。GTPとは物流センターや倉庫で「人」が「モノ」をピッキングするのではなく、ロボットが「モノ」を「人」のもとへ運び、ピッキング担当者が定位置で作業する(定点ピッキング)ことを指します。

従来、多くの物流センターや倉庫では、貨物や商品の保管場所が固定されていました。そのため、ピッキング担当者が商品の保管スペースや保管棚まで移動しピッキングする必要があり、移動時間や、体力的肉体的負担が課題でした。

GTPは、自律走行する搬送ロボットが、商品が格納された棚をピッキング担当者のもとへ搬送します。ピッキング担当者がその場から移動せずピッキングに集中できる点がメリットです。担当者の体力的肉体的負担も軽減され、物流センターの人手不足の対策に効果が期待できます。
一方、デメリットは、ある程度大規模な保管スペースや荷扱いがなければコスト削減効果が見込めない点です。 現在では棚搬送するロボットをGTPと呼称することがあり、GTPの同義語として「棚搬送型ロボット」が使用されています。
GTPの活用例として広く知られているのが、大手ECのAmazonのフルフィルメントセンター(FC)です。ここでは縦横無尽に移動する棚搬送型ロボットが商品をピッキング担当者のもとへ運び、倉庫業務の生産性向上に貢献しています。

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