物流コンサルティング・物流DX 鈴与シンワ物流株式会社様 物流ITコンサルティングサービス導入事例「運行管理システム 製品選定」編

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~鈴与シンワ物流株式会社 運行管理システム選定/導入~
「運行管理システム 製品選定」編

鈴与シンワ物流株式会社 会社概要

社名鈴与シンワ物流株式会社
所在地東京都港区海岸3-26-1 バーク芝浦5階
設立2011年(平成23年)11月1日
資本金5,000万円
事業内容貨物利用運送業、港湾運送業、倉庫業
社員数68名 ※2023年(令和5年)7月1日現在

鈴与シンワ物流株式会社(以下鈴与シンワ物流)の運行管理システムのリプレイスにあたり、同システム選定/導入のコンサルティングを鈴与シンワートが担当しております。
本コンサルティングの進捗状況をリアルタイムでレポートしていきます。

今回は鈴与シンワ物流 陸運部 担当部長 髙橋 宗男 様に本プロジェクトに関してのインタビューをしました。

Q1.業務内容をご教示ください。

A1.
陸運部の統括管理をはじめ、営業所の収支管理や、コンプライアンスの管理などをメイン業務としています。
現在注力している業務は、2024年問題に向けた課題への取り組みです。
具体的にはドライバーの勤務時間短縮に伴い、長距離輸送・中長距離輸送を2日運行にするなど、更なる生産性の向上に取り組んでいます。

Q2.運行管理システム入れ替えの目的と重視した点をご教示ください。

鈴与シンワ物流(株)
陸運部 担当部長 高橋様
鈴与シンワ物流(株)
陸運部 担当部長 高橋様

A2.

きっかけは現在使用している車載機のサポート終了に伴い、車載機のリプレイスが必要となったことでした。
前述した2024年問題の以下4つの課題を解決するためのツールとして新システム導入を計画しました。

①輸送の安全の確保
②改善基準告示の改正に伴う、労働時間の短縮による収益性の低下
③より正確な勤怠管理と、それに伴う事務処理の省力化
④生産性の向上

新システムの運用によって、「4つの課題を解決するという理想をどこまで具現化できるか」を重視し、製品選定を行いました。

Q3.(鈴与シンワートへの質問)運行管理システム選定を支援するにあたり、注意したことは?

A3.

物流事業に特化し、分社化した鈴与シンワ物流と、鈴与シンワートで物流領域のITコンサルティングに注力している我々物流コンサルティング事業部が、シナジーを発揮できないか常々考えておりました。今般、運行管理システムのリプレイスを検討されていることを伺い、サポートさせていただくことになりました。

支援させていただくにあたり、大石社長や金山様の「安全確保と業務効率化を図れるシステム」への強い想いをうかがい、どのような価値を提供できるか内部で徹底的に議論、検討しました。
その結果、我々が提供できる価値は第一に数多く他の企業や現場で培った専門性、第二に論理的かつ合理的な分析とレポーティング、第三に社内や特定部門の影響を受けない第三者だからこそできる支援、と考え、プロジェクトに臨みました。

Q4.(鈴与シンワート回答)各社製品・サービスを評価するにあたって重視したことは?

A4.

 鈴与シンワートのアソシエート
鈴与シンワートのアソシエート

支援開始段階で既にある程度、製品・サービスの選定をされていましたのでまず、我々はそれぞれの製品の機能・非機能を含め、各々の特徴を詳細に調査しました。その後、各々のデモにも同席させていただき、改めて我々が蓄積している情報・知見を加味し、細部に渡って検討を行いました。

今回は各々の製品やサービスのコンセプトが大きく異なるものを比較、分析する必要がありました。比較するための項目をピックアップすることが難しく、部内で検討を重ねて97項目の比較一覧表を作成しました。
何を持って優劣を決めるか、それをいかに納得いただくかなど難しい部分もありましたが、QCDの観点に基づき、調査結果を定量的に評価、分析し、レポーティングをしました。特にコスト分析においては、業者によって異なる見積を精査し、費用項目をグループ化した上で可視化、明確で迅速な意思決定に資するレポーティングを心掛けました。
最終的には「結論が分かりやすい資料」として1ページの資料にまとめることに注力しました。

運行管理システム資料

Q5.運行管理システム選定の決め手となったポイントをご教示ください。

鈴与シンワ物流(株) 陸運部 担当部長 高橋様

A5.

<ハード面>
ナビゲーション搭載型車載器による、渋滞回避やタイムリーな適性ルートの選択により、配送にかかる運転時間の短縮が見込める点が決め手になりました。
また、働き手の減少が懸念されるドライバーの募集に際し、直感的に操作ができるディスプレイやナビゲーションが搭載されていることで、目的地までのルートが視覚的に分かる安心感など、初めてドライバーとして求職する方への訴求力アップに繋がる点を評価しました。

<ソフト面>
従来、1ヶ月の実績をまとめた表を元に、翌月の計画を立てていました。
しかし、新システムの場合は、概算で管理画面に運賃を入力すると高速に乗り降りする地点や走行距離などのシミュレーションが事前にできるため、システム化された運行計画が可能になります。
現場面の配車業務と管理面の運行コストが一元化されることにより、属人化の解消や、待ち時間の削減・渋滞回避による勤怠状況の改善、収益性の向上を見込める点が決め手となりました。

Q6.鈴与シンワートのコンサルティングの評価をお願いします。

A6.

鈴与シンワートと弊社は業界が違うため、聞きなれない言葉が多く、最初は戸惑いました。
例えば「非機能要件」と呼ばれる信頼性、保守性、拡張性、可用性なども検討する必要があり、最初は頭を悩ませました。
しかし、「弊社が新システムに求める要件」を綿密にヒアリングし、2社の競合機種を数値化した比較表を作成いただいたため、採点のニュアンスに弊社の考えと齟齬がなく、真意を汲んでいる内容であると感じました。
また、様々な機能を比較するだけでなく、弊社ではどう生かせるかといった提案内容も記載されており、非常に分かりやすい比較表でした。おかげで4つの課題のいずれにも偏らず、バランスのよいシステムを選定することができました。

Q7.今後、鈴与シンワートに期待することをご教示ください。

A7.

現在、運送業界は2024年問題の対策として、急速にDX化が進んでいます。弊社も業務の効率化を推し進める上では、さらに必要なシステムの導入を検討していく必要があります。
直近では、コンプライアンス遵守の一環として、車両の運行前点検を管理するシステムを導入しました。ドライバーが車両点検の結果をスマホでチェックした時間が記録に残るため、正確な勤務時間が把握でき、かつエビデンスとなります。

これからもより生産性向上や業務効率化を図るために、弊社に適したサービスがあればご紹介いただきたいと思っております。また、鈴与シンワート側から運送業界が何を求めているのかを聞いていただくなど、お互いの意見を汲み上げてより良いサービスを作ることができたら良いと考えております。
引き続きご協力賜りたくお願いいたします。

右:鈴与シンワ物流(株) 陸運部 担当部長 高橋様
左:鈴与シンワート(株)物流コンサルティング事業部長 鈴木
右:鈴与シンワ物流(株) 陸運部 担当部長 高橋様
左:鈴与シンワート(株)物流コンサルティング事業部長 鈴木

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